シロアリの発見と予防

「しろあり」の簡単発見方法は?

しろありは密閉された空間で生息していますので通常、人の目に触れることはまずありませんが、しろありの特性をよく考えれば、自然界では容易にしろありを発見することができます。(特別な生き物ではないと言えます。)ただ、住宅の中でとなると家を壊して見て見るわけにいきませんので少々厄介になります。

一般的な発見方法は次の通りです。

1.羽ありの発生
家のなかで(ヤマトシロアリなら4月の後半から5月の前半にかけて)羽ありが大量に発生していれば、高い確率で住宅を食害しています。ただし、被害が目視できる箇所に全く現れていないことも多々ありますので専門家の調査が不可欠です。

2.被害箇所の発見
玄関や水廻りの柱などの木材が、表面の皮一枚を残して中が空洞になってしまっていれば間違いなくしろありの被害です。

3.蟻道の発見
床下にもぐってみて土で作られた3~5㎜ぐらいの筋(道)が土間から床方向に伸びていれば、それがしろありの蟻道です。活性な巣があれば土を崩してみると中をしろありが行き来しています。

4.その他
永い間移動していない押入れの中のダンボール箱や和室のタンスなどの接地面が知らない間にしろありの攻撃にあっていることもありますので注意が必要です。

「しろあり」の予防方法

しろありの被害から住宅を守るためには、しろありの好む環境を住宅から徹底的に排除することが最も重要なことになります。日本の文化の象徴である古くから存在している神社・仏閣は、しろありの被害を受けない為にさまざまな工夫が施されています。しかし、近年の住宅に関しては、耐震性能を上げたり、生活環境を向上させたり、デザイン的に凝った空間を作ったりと、人が満足する住宅になればなるほどしろありも好む環境になりがちなのが現実です。そうなってくると新築時に薬剤で予防措置を必ず行い、さらに定期的なメンテナンスをすることが、不可欠となります。日本経済も高度成長期を終え、使い捨ての時代から、住宅を含めたさまざまな物を大切に永く使う風潮になってきています。木造住宅の比重の高いわが国では、しろありとの戦いは、永久に続くことでしょう。被害にあう前のメンテナンスはますます重要になります。また、住宅の廻りに関しても木材の放置などしろありの好む環境を排除しておくことも大切になります。